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2017年チャリティ映画会

      

チャリティ映画会『アメイジングジャーニー −神の小屋より−』

今回はアメリカ映画『アメイジング・ジャーニー −神の小屋より−』を選びました。“人生を変える作品”として大きな反響を呼んだ小説『The Shack』(邦題「神の小屋」)の映画化作品です。不条理な現実に意味を見出し、生きる希望を取り戻していく物語は、宗教を問わずどなたにも深い感動を呼ぶものと考えています。

視覚障害者用音声ガイド付き上映です。どうぞ皆さまおそろいでお出かけください。

日 時: 2018年10月3日(水)18時55分〜21時10分(開場18時30分)
会 場: なかのZERO大ホール
    (JR中央線・東京メトロ東西線「中野駅」下車、南口から徒歩8分)
作 品: 「アメイジング・ジャーニー −神の小屋より−」
    (2017年 アメリカ映画 字幕版)
協力券: 2,000円(全席自由)

[内 容]
 平凡な日常を送るマックと愛する妻、そして3人の子どもたち。マックの幸せな人生は、最愛の娘ミッシーがキャンプ中に誘拐され、オレゴンの荒野の廃れた小屋で謎を残したまま姿を消すことで終わりを告げる。愛娘を失い、年月が過ぎてもマックは深い悲しみから抜け出せず、家庭は崩壊寸前だった。
そんなマックの元へある日、「あの小屋へ来い」と書かれた奇妙な招待状が届く。疑念を抱きつつもマックが山小屋へ向かうと、そこで待ち受けていたのは想像を遙かに超える出来事だった―。



チャリティ映画会へのご協力に感謝

 10月3日(木)夜、なかのZERO大ホールにて恒例のチャリティ映画会を開催しました。当日は天候にも恵まれ、約630名の方にお越しいただきました。上映に先立ち、今年より就任した菊地功理事長と西田友和館長がそろって挨拶を行い、場内は終始和やかな雰囲気に包まれていました。

 今回の作品「アメイジング・ジャーニー ―神の小屋―」は、愛娘を不条理な事件で失った主人公が、神と交わり、自己を見つめなおすことで再び生きる意味を見出していく物語でした。深刻な苦悩が赤裸々に描かれていたり、神との難解な対話が織り込まれていたりするなど、必ずしも万人受けする作品ではないと心配していましたが、上映後、多くの方から喜びのお声をいただきました。宗教や宗派の如何を問わず、「感慨深い、とてもいい映画でした」と感謝の言葉をいただいたことが印象的でした。

 チャリティ映画会の収益金は、図書館事業のため、大切に使わせていただきます。ありがとうございました。また今回もチケット販売や当日の会場準備等でたくさんの方にご協力いただきました。心より感謝申し上げます。

開演前の場内の様子

出入り口で来場者と談笑する菊地理事長と西田館長

壇上で来場者へ挨拶する西田館長

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2017年チャリティ映画会

    

 今年の作品は『祈りのちから』というアメリカ映画です。
物質主義が幅を利かせる現代社会において、本当の幸せとは何か、生きる意味について考えさせられる作品です。
視覚障害者用音声ガイド付きの上映です。どうぞ皆さまおそろいでお出かけください。

日時: 2017年10月12日(木)19時〜21時5分(開場18時30分)
会場: なかのZERO大ホール
   (JR中央線・東京メトロ東西線「中野駅」下車、 南口から徒歩8分)
作品: 『祈りのちから』(2015年 アメリカ映画 字幕版)
協力券: 2,000円 (全席自由)

[内容]
 ある日、老婆クララは、家を売却するため不動産屋のエリザベスを呼んだ。彼女は働きながら夫トニーと小さな娘を育てている。一見理想的なこの家族は、ある問題を抱えていた。その問題に気が付いたクララは、彼女を自室のウォークインクローゼットに案内し祈ることを勧めた。そこは人生を幸せにおくる為の祈りの部屋でもあった。最初は渋々だったエリザベスだが、祈り続けることで、不思議な出来事が起こり始める。

チケットのお申し込みは当館(電話03−5632−4428、FAX03−5632−4454)までご連絡下さい。

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2016年チャリティ映画会

    

 今年の映画会は例年お借りしている会場が耐震工事のため、いつもより4ヶ月早い6月1日となりました。心に残る名作を上映致します。視覚障害者用音声ガイドも付けました。どうぞ皆さまおそろいでお出かけください。

 日 時  平成28年6月1日午後6時30分開場、7時開演
 会 場  なかのZERO大ホール JR中央線、地下鉄東西線中野駅下車 徒歩 8分
 作 品  「奇跡のひと−−マリーとマルグリット」(2014年フランス映画)
 入場料  2千円(当日券も同じ)

物語−人と人との深いつながり

 フランスの緑濃い山の中に、聴覚障害者の教育と生活の世話をしている女子修道会があった。ある日、そこへ両親に連れられた、耳も聞こえず、目も見えない少女マリーがやってきた。担当となったシスター・マルグリットは、病弱にも拘わらず、マリーに物には名前があり、日常の生活の中で洋服の着方、食事の仕方など基礎的なことを教えようとするが、マリーはまったく受け付けない。マルグリットは力で教えようとするが、マリーも力づくで跳ね返す。前半は力と力の対決とも言えるすさまじい争いとなる。

 後半でようやくマリーは物には名前があり、それぞれの物の意味を少しずつ理解するようになる。ある日、マリーはブランコに乗り、シスターに後ろから押してもらって地上から浮いた空間の風を楽しむ。しかし、シスターが休んでしまえば、直ぐ地面に足を付けて風切る空間の楽しみはなくなる。マリーはシスターに頼むがシスターは動かない。そのうち、マリーはブランコの板に坐り、足で土をけって板を浮かせると空間に浮くことを覚えて、ブランコの楽しみを見つけた。シスターが喜んだのは言うまでもない。

 こうしてマリーは少しずつマルグリットの言うことを聞き、信頼を厚くしていくようになった。やがて病弱のシスターは山の休養所に入院してしまった。マリーはシスターがいなくなったことで、ひとりぽっちになり、ほかの人の言うことを聞かなくなってしまう。結局、修道院の院長はマリーのためにマルグリットを呼び戻した。シスターの病は厳しい状況にあり、ベッドに横になる日が多くなった。マリーはシスターに食事を運んだりして看病する。

 マルグリットは自分の命が長くないことを知っており、同僚で年長のシスターが亡くなったときは、その顔を触らせて死の意味をマリーに知らせた。そして修道院の墓に連れていき、人はこうして地に帰ることを教えた。やがてマリーはマルグリットが息を引き取ったあとも、それらのことを、前向きに受けとめるほど成長した。

 この映画は、人と人とが人間的に生きることを、教えあい学びあい、それを次の世代に伝えていくことで、人間のつながりの歴史的な豊かさを語ってやまない。



「奇跡の人 マリーとマルグリット」は大好評でした!

6月1日、かねてより皆様にお知らせしていましたロゴス点字図書館のチャリティ映画会に、天候に恵まれた中、なかのZERO大ホールに650名を越える皆様がお出かけくださいました。

上映前から昨年と違って、また夜の開催に戻ってしまったので、お客様は出にくいのではないかと気を揉んでいましたが、前回を上回る皆様がお出かけくださり、とても嬉しく、ほっとした気持ちになりました。
もう一つは、今回の上映作品「奇跡の人 マリーとマルグリット」をかなりの皆様がよく知っておいでになり、「いい映画は何回見てもいいもの」という思いに救われたのではないでしょうか。ほんとうに有り難いことでした。

耳と目が不自由で口がきけない3重苦のマリーは、修道院にある聴覚障害者の教育コースに入りますが、教師のマルグリットの指導を全力を上げて拒否します。そのため、体と体をぶつけ合っての対立となります。
マルグリットは余命幾ばくもない病気を抱えていますが、母のような愛情をこめて、物には名前があり、生きること、死ぬことの意味を教えながら、マリーを「永遠の神」に結びつけていきます。マリーは恩師マルグリットが亡くなった後も、揺るぐことなく祈りに満ちたのびやかな生活を送ることになります。

映画が終わり、お帰りになるとき、皆さんは「とてもいい映画で、涙が止まりませんでした」と、その感動を率直に話されました。今回の作品を決めるまで、私たちは10本近い作品を見て、どれを上映するか選ぶのに苦心しましたが、ようやくこのフランス映画に恵まれました。次回も、いい作品を選びたいと思います。

次回は来年の10月頃の開催を予定しています。どうぞよろしくお願いします。

なお、毎年のことですが、上映前のチケット販売を教会や友人・知人にお薦めくださった皆様、当日の送迎案内・会場整備などにお手伝いいただいた皆様など多くの方々に大変お世話になりました。改めて感謝申し上げます。有り難うございました。

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2015年チャリティ映画会

 作 品:『42(フォーティー・ツー) 〜 世界を変えた男 〜』
      (2013年 アメリカ映画 字幕版)

 日 時:2015年9月26日(土)
     上映時間 14:15〜16:30(開場13:45)

 会 場:なかのZERO大ホール

 入場料:2,000円(全席自由)

 映画は、史上初の黒人選手としてメジャーリーグに登録したジャッキー・ロビンソンが、白人の不当な人種差別に遇いながらも、大リーグの名選手になるまでの孤独で過酷な戦いと、忍耐の果てに人間の尊厳を貫く姿を描きます。その背後にはブルックリン・ドジャースのマネージャーのブランチ・リッキーの、人は平等であるという先を見据えた強い信念のある人間観に支えられていたことも見逃せません。

 「42」はロビンソンの背番号ですが、1997年に大リーグがロビンソンの活躍を記念してこの背番号を永久欠番として、4月15日は各球団の選手が背番号42を身に付けることが決められました。

 毎回作品選びには苦心しておりますが、ご満足いただける作品だと思っております。  ロゴスは「考える図書館」を目指しています。利用者の方は、まったく目の見えない方、弱視の方、目も見えず耳も聞こえない方などさまざまですが、それぞれ点字やテープ、CDなど読みやすい本を選んで読まれております。私たちは、利用者の皆様が、読書を通じて人間や社会、世界との関わりを広げて人生を豊かにされるよう、たくさんの点字・録音図書を提供する責任を持っています。

 その意味で、この映画会の収益は、フランシスコ会訳注『聖書』録音版をはじめ、考える図書館にふさわしい点字・録音図書を製作するために使わせていただきます。  今年は、はじめて競争率の高い土曜午後の時間帯で会場を押さえることができました。どうぞ皆様お出かけください。

【開催のご報告】    

 今年の映画会はいろんな意味で冒険でした。まず、なかのZEROホールでは滅多なことではくじ引きが当たらない土曜昼間の会場が取れたことです。これまでロゴスの映画会はずーっと夜の開催でしたが、ご高齢の皆様に夜遅くなってお帰りいただくのは危険ではという心配も強くなりました。そのため、一度は昼間の開催を経験したかったわけです。

 今回の作品は後味のいい映画を用意しました。「42−世界を変えた男」という、人種差別を乗り越えて名選手になった黒人初のメジャーリガーの物語です。開催まで利用者やボランティアの皆さんにお手伝い頂いて、PRも全力投球で行いました。

 そして9月26日の当日、600人の皆様がおいでになりました。

 映画が終わり、私たちスタッフは出口で、「有り難うございました」と一礼してお送りします。すると多くの皆様が、「いい映画でよかったです。野球選手で黒人の主人公がたび重なる差別をじっと耐えて、いい成績を残して、使っていた背番号42が永久欠番になるなんて、素晴らしいことですね」と感想を述べて、「いつもいい映画を有り難う」と笑顔でお帰りになります。こういう人がいつもたくさんおられます。この感想を受けて、職員やスタッフは「よかった」とホッとして喜びにひたります。

有り難うございました。

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2014年チャリティ映画会

〜井上靖 原作 「わが母の記」〜

 今回は珍しく日本映画で、父を亡くして一人になった母を家に迎えた息子とその家族が、老いの深くなった母を心を込めて見守る今日的な映画です。視覚障害者用音声ガイド付きの上映です。

日 時 2014年10月9日(木) 午後7時〜9時 (開場 6時30分)
会 場 なかのZERO大ホール(JR中央線・東京メトロ東西線「中野駅」南口下車・徒歩8分)
作 品 「わが母の記」(2012年 日本映画)
入場料 2000円(全席自由)

[内 容]

 小説家の伊上洪作は、子どもの頃両親と離れて育てられたので、母に捨てられたという思いが強かった。父が亡くなり、長男の伊上は妻と子ども3人、そして妹たちに支えられ、ずっと距離のあった母・八重と向き合うことになった。老いて次第に失われていく母の記憶。その中で、母の口からこぼれ落ちる、伝えられなかった思いが、50年の時を越えて、母と子をつなぐ…。家族だからこそ、言えないこと、許せないことがある。しかし、いつかきっと想いは伝わる。ただ、愛し続けてさえいれば…。

 時代が変わり、社会が複雑になり、困難な未来が訪れても、家族の絆は変わらない。人と人との絆の大切さを知るこの時代こそ、当面のとまどいを越えた普遍の愛に近づく。  原作は文豪・井上靖が、家族との実話をもとに綴った自伝的小説『わが母の記〜花の下・月の光・雪の面〜』。

パンフ表紙 パンフ裏表紙
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2013年チャリティ映画会

チャリティ映画会のご案内 10月3日開催

〜フィンランド映画「ヤコブへの手紙」〜
今年度のチャリティ映画に決定!!

   今年の秋の当館のチャリティ映画会は、フィンランド映画「ヤコブへの手紙」に決定しました。性格も生き方も違う人同士が毎日の仕事を通して暮らす中で、いたわりと反発が交差する。この二人に心の接点は生まれるのか。重くて深い感動が待っています。視覚障害者用音声ガイド付きの上映です。
 いつものように視覚障害者用音声ガイド付きです。

日時 2013年10月3日(木)午後7時〜8時20分(開場 6時30分)
会場 なかのZERO大ホール(JR中央線・東京メトロ東西線「中野駅」南口下車・徒歩8分)
作品 「ヤコブへの手紙」(2009年 フィンランド映画)
出演 ジェラール・ジュニョ、フランソワ・ベルレアン、ジャン・バティスト・モニエ
入場料 2000円(全席自由)

【内 容】
暴力をふるう姉の夫を殺害した罪で12年間暮らした刑務所を恩赦で出てきたレイラは、盲目のヤコブ牧師の家で働くことになった。フィンランドの片田舎、白樺に囲まれた古い家の中で、ヤコブ牧師は悩みを持った人々からの手紙が郵便配達人によって毎日届けられるのを待っている。レイラの仕事は牧師のために手紙を読み、返事を書くことだ。
毎日届く手紙を楽しみにするヤコブと、いやいやながら仕事をするレイラ。そして、突然現れたレイラに不信感を抱く郵便配達人。

 ある日、ヤコブへの手紙がぷつりとこなくなってしまう。日に日にふさぎ込む牧師。

やがてレイラと郵便配達人は手紙が届かないことを隠して「手紙が届いた」と告げる。その中で、レイラは手紙を読む振りをしながら、思いがけないことを口にする……。それは牧師とレイラの心が解け合うしるしとなっていく。人の心の奥深さがにじむラストがあなたを包む。

チケットのお申し込みは当館(電話03−5632−4428、FAX03−5632−4454)までご連絡下さい。

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2012年チャリティ映画会

チャリティ映画会のご案内 10月3日開催

フランスで7人に1人が観た、とびっきりの感動作!「コーラス」
今年度のチャリティ映画に決定!!

 今回の作品は2004年のフランス映画「コーラス」です。監督・音楽はクリストフ・バラティエで、同年フランスの観客動員数870万人を記録した感動作です。ぜひお出かけ下さるよう、ご案内申し上げます。
 いつものように視覚障害者用音声ガイド付きです。

 日時 2012年10月3日(水) 午後7時〜8時40分(開場6時30分)
 会場 なかのZERO大ホール(JR中央線・東京メトロ東西線「中野駅」下車、南口から徒歩8分)
 作品 「コーラス」(フランス映画)
 出演 ジェラール・ジュニョ、フランソワ・ベルレアン、ジャン・バティスト・モニエ
 入場料 2,000円(全席自由)

【内 容】
 人里離れた山の中にある寄宿学校に一人の中年の音楽教師がやってきた。この学校は貧しい親元を離れた、何かと問題を抱えた子どもたちが多い。校長はワンマンで、子どもたちを押さえつけることばかり考えている。しかし、この教師は彼らを叱るかわりに音楽を通して、その持てる力を引き出そうと努める。やがて、子どもたちは、歌うことで明るい希望を持つようになっていく。そのうち校長は、子どもたちの成長を自分の手柄にして、勲章を貰えるように「美しいコーラス」を利用しようとしていくが、さて……。

 音楽が人と人とを結びつける素晴らしさを物語ります。

チケットのお申し込みは当館(電話03−5632−4428、FAX03−5632−4454)までご連絡下さい。

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チャリティ映画会

雨にもまけず映画会に700名の皆様が 〜 2012年チャリティ映画会のご報告

 ロゴス点字図書館の秋の恒例行事、チャリティ映画会は2012年10月3日(水)東京のなかのZERO大ホールで開催しました。ただ、この日もまた大粒の雨が降りました。7月から9月まで都内近郊の教会でのチケット売り出しがパッとせず、いささかの不安があったものですから、お客様をお迎えする職員は気が気ではありません。

 しかし、皆様の出足は流れるような勢いはないのですが、上映5分前まで途切れずに続きました。7時丁度、岡田理事長の挨拶が始まりました。

 「この会場の皆さんの中に雨男か雨女がいらっしゃるのでしょうか、今年もまた雨にたたられました」と楽しそうに呼びかけています。そして、「早いもので来年は当館創立60周年になります。皆様と共に喜びたいと思います」と、暗に目先の入場者を気にしている職員に「しっかりして」と気合いを入れます。

 さて、上映に入りました。スタッフは数人で早速チケットの確認作業を始めました。

 それが何と、700名を越えた数字が出ました。「コーラス」はフランス映画の名作の一つですが、つい最近テレビで放映されましたし、客足を鈍らせる大雨などの悪条件を乗り越えて、昨年を100名も上回りました。スタッフは「良かった」という思いにひたり、体がふわっと軽くなるようでした。これまでの苦心・苦労が報われました。

 8時40分、上映が終わり、皆様が出口に向かわれます。理事長と職員が並んで皆様にお礼の挨拶を申し上げます。多くの方が笑顔を浮かべて「いい映画でしたね、有り難う」、「来て良かったです。来年も楽しみにしています」と期待を寄せる方もおられます。

 皆様をよく見ていると、お若い方は勿論いらっしゃるのですが、多くはかなりご高齢の方が目につきます。雨を凌いで、長年ロゴスを支えてくださった皆様です。もう、私たちは最敬礼です。

 なお、来年の映画会は2013年10月3日(木)、同じくなかのZERO大ホールで開催いたします。いい映画を選んで皆様をお待ちしています。

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2011年チャリティ映画会

チャリティ映画会のご案内 10月5日開催

「インビクタス 負けざる者たち」(アメリカ映画)

当館が行う秋のチャリティ映画会は今年で40回目を迎えます。上映作品は、クリント・イーストウッド監督によるアメリカ映画「インビクタス 負けざる者たち」と決まりました。
 いつものように視覚障害者用音声ガイドをつけました。

 日時 2011年10月5日(水) 午後6時55分〜9時15分(開場6時30分)
 会場 なかのZERO大ホール(JR中央線・東京メトロ東西線「中野駅」南口下車 徒歩8分)
 作品 「インビクタス 負けざる者たち」(アメリカ映画)
 出演 モーガン・フリーマン、マット・デイモン
 入場料 2,000円(全席自由)

【内 容】
 27年間、監獄に囚われ、釈放されて南アフリカ初の黒人大統領になったネルソン・マンデラには深刻な悩みがあった。それは国内で黒人対白人の間に長年横たわっていた人種差別問題だった。1995年、マンデラは南アでのラグビーのワールドカップ開催をとらえて、国の恥とまでいわれている南ア代表チームを初出場・初優勝に導くために各方面に働きかけを始めた。これが実現すれば、国民は同じ目標に向かって団結し、一体感をもてる、まとまるとみた。

 マンデラは目標を達成するためにどうしたか。これは実話です。監督のイーストウッドは、この事実に人の進むべき明るい未来を見出しました。

「インビクタス」とは、マンデラが投獄中に心の支えにした詩のタイトルで、「征服されない」という意味。能動的に生きようとされるあなたにとって、見逃せない感動作です。

チケットのお申し込みは当館(電話03−5632−4428、FAX03−5632−4454)までご連絡下さい。

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2010年チャリティ映画会

チャリティ映画会のご案内 10月7日開催

「マザー・テレサ」(イタリア・イギリス映画)オリビア・ハッセー主演

今年の秋のチャリティ映画は、ロゴスの文化教室に続き「マザー・テレサ」に決定しました。生誕100年を映像によってマザー・テレサの生涯を確かめるのは、また新たな感慨を呼び起こします。視覚障害者向けに音声ガイドを付けます。

■日 時 2010年10月7日(木) 午後7時〜9時(開場6時30分)
■会 場 なかのZERO大ホール(JR中央線・東京メトロ東西線「中野駅」南口下車・徒歩8分)
■作 品 「マザー・テレサ」(2003年 イタリア・イギリス映画)
■入場料 2,000円 (全席自由)

[内 容]
 1946年、カルカッタの修道院で女子校の教師をしていたマザー・テレサは自分の居場所は最も貧しい人々のところと気づく。4年後、その人々への奉仕を徹底させるため新しい修道会「神の愛の宣教者会」を創立して本格的な活動を始める。
 親を亡くした子どもたち、病人、道端で死を待つだけの人への活動は決して平坦ではなかった。教会内部の違和感、ヒンズー教徒たちの反対、規則を盾に杓子定規に対応する役所など様々な壁にぶつかる。その困難をマザーは、愛と祈りによって乗り越える。
 活動はやがて世界的に広がり、大きな組織となる。そうなると組織の理論と効率化が進み、心が忘れ去られるようになる。「そんな組織はいらない」とマザーは毅然として解散を宣言し、初心を貫く。その生涯は、今の私たちの生き方を問い、激しく魂を揺さぶってやまない。監督はファブリツィオ・コスタ。

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2009年チャリティ映画会

〜日本映画「バルトの楽園(がくえん)」を上映!〜  

恒例の秋のチャリテイ映画会の上映作品が決まりましたので、下記の通りご案内申し上げます。今回は当館としてはめずらしく日本映画になりました。いつものように視覚障害の方がお楽しみいただけるよう音声ガイド付きです。 


日 時 2009年10月8日(木)  午後6時55分〜9時15分 (開場6時30分)
会 場 なかのZERO大ホール (JR中央線・東京メトロ東西線「中野駅」南口下車・徒歩8分)
作 品 「バルトの楽園(がくえん)」 (2006年 日本映画)  
入場料 2,000円 (全席自由)   

[内 容] 1914年、第一次世界大戦での戦いに敗れたドイツ兵4,700人が捕虜として日本に送還され、各地にある収容所に振り分けられた。捕虜たちは過酷な収容所生活に不安を募らせるが、徳島県鳴門市にある板東俘虜収容所では、所長のまつえ松江とよひさ豊寿の指導の下、地元民と捕虜との融和を図るため、捕虜たちに寛容な待遇を施していた。 ベートーベン作曲の『交響曲第九番 歓喜の歌』が日本で初演奏されたドイツ兵俘虜収容所を舞台に、人々の暖かな交流を描いた感動作。
主演は松平健、共演に「ヒトラー〜最期の12日間〜」で主役を務めたブルーノ・ガンツ等。映画クライマックスには、世界最高峰と謳われたヘルベルト・フォン・カラヤン指揮の『第九』を使用している。 また、タイトルの「バルト」とはドイツ語で「ひげ」の意味。松江所長やドイツ人捕虜の生やしていたひげをイメージしている。  

監督:出目昌伸  

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2008年チャリティ映画会

当館恒例の秋のチャリティ映画会の上映作品が決まりました。フランス映画「ピエロの赤い鼻」です。第二次大戦中、ドイツ占領下のフランスで抵抗運動に参加した市民の友情と国境を越えた人間愛の物語。他人を思いやることの尊さを考えさせ、見るものの心を揺さぶります。視覚障害者の皆さんへは音声ガイドをつけます。

 日 時 2008年10月8日(水) 午後7時〜8時40分 (開場6時30分)
 会 場 なかのZERO大ホール (JR中央線・東京メトロ東西線「中野駅」南口下車・徒歩8分)
 作 品 「ピエロの赤い鼻」 2003年 フランス映画・字幕版 
 入場料 2,000円(全席自由)
 協 力 特定非営利活動法人 埼玉映画ネットワーク

[物 語]
 少年リュシアンは、小学校教師の父親ジャックが、日曜ごとに公民館でピエロを演じて客の笑いものになるのが嫌でならなかった。そんなリュシアンに父の親友のアンドレは、なぜ彼がピエロをやるようになったかを語り始める……。
 ドイツ軍に占領された町で、父と親友はドイツの見張り小屋を爆破する。怒ったドイツ軍は2人を含む4人を容疑者として捕らえ犯人探しを始める。4人は深い“穴”に閉じこめられ、自白を迫られる。容赦なく激しい雨が降り注ぎ、食べ物も与えられず、恐怖と空腹と寒さで彼らの体力はどんどん奪われていく。
 そのとき、1人のドイツ兵が仲間の目を盗んで、パンやリンゴを差し入れ、おもむろに赤い鼻を取り出して地上でピエロを演じ始める。そして絶望の淵にある彼らに囁くように語りかける。「生きている限り希望がある」と……。

主演:ジャック・ヴィユレ
監督:ジャン・ベッケル

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