チャリティ映画会『アメイジングジャーニー −神の小屋より−』
今回はアメリカ映画『アメイジング・ジャーニー −神の小屋より−』を選びました。“人生を変える作品”として大きな反響を呼んだ小説『The Shack』(邦題「神の小屋」)の映画化作品です。不条理な現実に意味を見出し、生きる希望を取り戻していく物語は、宗教を問わずどなたにも深い感動を呼ぶものと考えています。
視覚障害者用音声ガイド付き上映です。どうぞ皆さまおそろいでお出かけください。
日 時: 2018年10月3日(水)18時55分〜21時10分(開場18時30分) 会 場: なかのZERO大ホール (JR中央線・東京メトロ東西線「中野駅」下車、南口から徒歩8分) 作 品: 「アメイジング・ジャーニー −神の小屋より−」 (2017年 アメリカ映画 字幕版) 協力券: 2,000円(全席自由)
[内 容] 平凡な日常を送るマックと愛する妻、そして3人の子どもたち。マックの幸せな人生は、最愛の娘ミッシーがキャンプ中に誘拐され、オレゴンの荒野の廃れた小屋で謎を残したまま姿を消すことで終わりを告げる。愛娘を失い、年月が過ぎてもマックは深い悲しみから抜け出せず、家庭は崩壊寸前だった。 そんなマックの元へある日、「あの小屋へ来い」と書かれた奇妙な招待状が届く。疑念を抱きつつもマックが山小屋へ向かうと、そこで待ち受けていたのは想像を遙かに超える出来事だった―。
チャリティ映画会へのご協力に感謝
10月3日(木)夜、なかのZERO大ホールにて恒例のチャリティ映画会を開催しました。当日は天候にも恵まれ、約630名の方にお越しいただきました。上映に先立ち、今年より就任した菊地功理事長と西田友和館長がそろって挨拶を行い、場内は終始和やかな雰囲気に包まれていました。
今回の作品「アメイジング・ジャーニー ―神の小屋―」は、愛娘を不条理な事件で失った主人公が、神と交わり、自己を見つめなおすことで再び生きる意味を見出していく物語でした。深刻な苦悩が赤裸々に描かれていたり、神との難解な対話が織り込まれていたりするなど、必ずしも万人受けする作品ではないと心配していましたが、上映後、多くの方から喜びのお声をいただきました。宗教や宗派の如何を問わず、「感慨深い、とてもいい映画でした」と感謝の言葉をいただいたことが印象的でした。
チャリティ映画会の収益金は、図書館事業のため、大切に使わせていただきます。ありがとうございました。また今回もチケット販売や当日の会場準備等でたくさんの方にご協力いただきました。心より感謝申し上げます。
開演前の場内の様子
出入り口で来場者と談笑する菊地理事長と西田館長
壇上で来場者へ挨拶する西田館長
過去の映画祭についてはこちらをご覧ください。
「愛のあかしを生きる 〜平和と発展は愛の力で」
講 師 菊地 功 大司教
毎年ご好評をいただいている当館の恒例行事・ロゴスの文化教室。17回目を迎える今回は、昨年12月に着座されたカトリック東京教区の菊地功大司教を講師にお迎えします。菊地大司教はカリタスアジア総裁、カリタスジャパン責任者としても国際的にご活躍されています。混迷を極める現代社会において真の平和と発展を実現するために必要なものとは。世界各地での支援活動を通して得た菊地大司教のお話をうかがいます。
地域紛争の混乱の中、アフリカの難民キャンプで出会った人々や、大災害の後に復興に取り組むアジアの農村で出会った人々。それが世界のどこであったとしても、人生の困難に直面する人々との出会いの中で、繰り返し耳にする言葉がありました。それは「私たちは、もう、忘れ去られた」という、悲しみに満ちた叫びです。 これまで20年以上にわたり、世界的な援助救援NGOでもある国際カリタスや、そのメンバーであるカリタスジャパンの活動に関わってきたのは、そういった悲しみをひとりでも多くの人の心から取り除くためでした。人間が生きていくために必要なのは、衣食住の充足だけなのではなく、将来に対する希望です。希望を生み出すのは、人間同士の関わりの中であかしされる「愛」です。 本当の平和は、愛ある人間関係の中で希望を見いだすところに生まれ、それこそが人類の真の発展であると信じています。(菊地功大司教)
※ 当日は講演会終了後に菊地大司教を囲んだ茶話会も実施します。一人でも多くの方の参加を心よりお待ちしています。
菊地功(きくちいさお)大司教プロフィール
1958年 岩手県宮古市生まれ 1986年 カトリック司祭に叙階 (神言修道会) 1986年〜1994年 西アフリカ・ガーナで宣教 2004年〜 カトリック新潟教区 司教 2017年〜 カトリック東京教区 大司教現在、カリタスアジア総裁、カリタスジャパン責任者
■日時: 2018年 6月9日(土) 午後2時〜4時 ※ 終了後、茶話会(約40分)有 ■会場: 幼きイエス会(ニコラ・バレ)修道院9階講堂 (JR・地下鉄四ツ谷駅前 麹町口すぐ) 〒102−0085 東京都千代田区六番町14−4 ■参加費: 1,000円(資料代込・当日受付) ■申込方法: 電話かFAXで氏名・連絡先・資料の種類(活字・点字・ テープ・デイジー)・茶話会参加の有無をお知らせください。 なお、茶話会の参加は無料です。 ※定員(100名)になり次第、受付を終了いたします。 ■申込先: 社会福祉法人ぶどうの木 ロゴス点字図書館 〒135−8585 東京都江東区潮見2−10−10 TEL 03−5632−4428 FAX 03−5632−4454 ■申込締切: 5月23日(水)
大盛況の文化教室は愛の力で
六月九日(土)、四ツ谷のニコラ・バレ修道院で、「第十七回ロゴスの文化教室」を開催しました。今回は、本法人理事長にも就任された菊地功大司教を講師に迎え、「愛のあかしを生きる 〜平和と発展は愛の力で」というテーマでお話いただきました。
経済活動がグローバル化する中で発展を遂げる国がある一方、紛争や災害など、苦しい生活を余儀なくされている地域が世界のいたるところに存在します。西アフリカ・ガーナでの宣教活動に続き、国際カリタス及びそのメンバーであるカリタスジャパンの活動を通して、人生の困難に直面している人々の深い悲しみに数多く触れてきた菊地大司教の言葉には、タイトルにふさわしく「愛」があふれていました。海外での宣教活動や難民支援の具体的なエピソードを紹介された上で、聖書の一説を取り上げ、人間の本性や命の尊さについて深く掘り下げるとともに、さらにそこから一歩踏み込んで、現代を生きる我々に一体何ができるかという問題に対して多くの示唆を与えてくださいました。参加した方からは「心に響いた」「これからの糧にしたい」など、感想を数多くいただきました。
今年も支援者の皆様には準備や後片付けなどで多大なるお力添えをいただきました。心より感謝申し上げます。
ご参加くださった皆様、ご協力くださった皆様ありがとうございました。
集まった満員の参加者を前に、立ったまま手振りを交え講演する菊地功大司教
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当館では、平成28年度10月より翌年3月まで、音訳ボランティアの養成講習会を開講する予定です。 初心者の方を対象に、朗読とは異なる「音訳」という、耳だけで聞いてわかる録音図書作りに、必要な技術を学び、蔵書製作作業へと入ります。
日時は、平成28年10月7日(金)〜平成29年3月下旬 毎週金曜日、午後2時〜4時(全20回)の予定です。定員は10名(選考有り) お申し込み方法は、8月31日(水)までに、92円切手を貼った返信用封筒(宛名記入済み)を同封し、音訳係まで資料請求をお願いします。 詳しいことは、こちらの PDF(4.5MB)をご覧ください。